理念を語るのはいつも経営者一人で、社員は聞くだけ——その構図に、疑問を持ったことはないでしょうか。
多くの企業では、パーパスを語る役目は社長やリーダーに固定されています。社員は毎回、受け手として話を聞く。
けれど、聞くことと語ることの間には大きな断絶があります。
人は聞いた話をそのまま覚えることはできても、誰かに語り直そうとした瞬間、
初めてその内容を本当に理解しているかどうかが試されるものです。
つまり理念が「自分ごと」になる本当の瞬間は、発信された時ではなく、自分の口で誰かに語った時に訪れます。
株式会社えとこえの「コンパクト紙芝居カード」は、この語り手の交代を後押しする道具です。
ポケットから取り出した一枚の絵を見せながら、まず経営者自身が創業の背景や失敗談を語る。
すると不思議なことに、それを聞いた社員の中に「自分ならこう語る」という感覚が芽生え始めます。
絵という共通の手がかりがあるからこそ、次は部下が後輩に、先輩が新人に、同じ絵を使って自分の言葉で語り継いでいく。
パーパスは一人が発信するものから、社内を巡る物語へと変わっていきます。
発信の回数を増やす前に、語り手を増やす仕組みを考えてみませんか。
理念は、語られた数だけ根を張っていきます。

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