毎朝同じ言葉を声に出していると、いつからかその言葉の意味を考えなくなる
——そんな経験、心当たりはないでしょうか。
朝礼での唱和は、一見すると理念を「体に染み込ませる」良い習慣に見えます。
けれど人間の脳は、繰り返される刺激に慣れるようにできています。
最初は意味を噛みしめていた言葉も、毎日同じ抑揚で読み上げるうちに、ただの音の連なりへと変わっていく。
声は出ているのに、頭も心も動いていない——それが「儀式化」の正体です。
皮肉なことに、浸透させようと繰り返せば繰り返すほど、言葉は軽くなっていきます。
必要なのは声を合わせる回数を増やすことではなく、同じ言葉でも「誰が、どんな文脈で語るか」を毎回変えることです。
株式会社えとこえの「コンパクト紙芝居カード」は、この発想に基づいています。
ポケットから取り出した一枚の絵をきっかけに、経営者自身がパーパスの生まれた背景や当時の失敗を、
その日ごとに違う言葉で語り直す。
決まった文言の暗唱ではなく、生きた語りだからこそ、聞くたびに新しい意味が立ち上がり、
社員の耳と心が再び開かれていきます。
唱和の回数を増やす前に、語り方そのものを見直してみませんか。
声を揃えることより、心を動かすことのほうが、ずっと難しく、ずっと価値があります。

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