理念研修が終わった直後の拍手。あれは本当に「腹落ち」の証だったでしょうか、
それとも「終わってよかった」という安堵の音だったでしょうか
——そう問われて即答できない経営者は、実は少なくありません。
理念そのものは間違っていない。むしろ丁寧に磨き上げられている。
にもかかわらず現場に届かないのは、伝達の形式が「説明」のままだからです。
人は正しい情報を与えられても、それだけでは動きません。
理屈(ロゴス)を並べるほど、かえって「他人の言葉」として処理され、心の表面を滑っていく。
冊子を配る、スライドを読み上げる——これらはすべて「デジタルな伝達」であり、体温が伴わないのです。
必要なのは説明の精度を上げることではなく、伝え方そのものを「物語」に変えることです。
株式会社えとこえの「コンパクト紙芝居カード」は、まさにこの発想から生まれました。
ポケットから取り出した一枚の絵を手がかりに、創業当時の失敗や葛藤を、経営者自身の言葉で語る。
整った正論ではなく、多少不格好でも本人の口から出た言葉だからこそ、社員は初めて「自分に語られている」と感じ始めます。理念の解説資料をもう一枚増やす前に、まず語り方を変えてみませんか。
物語には、義務感を自発性に変える力があります。

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