スピーチはドッジボールではない。対話(キャッチボール)の重要性

ある経営者の方の会議を見学させてもらったとき、ふと思いました。これはドッジボールだな、と。

一人がボールを投げ続けて、他の全員は逃げている。

完璧なロジックと資料を用意して熱弁をふるう。

でも社員はどこか身構えていて、終わった後に質問が一つも出ない——こういう経験、ありませんか。

これは内容が悪いからではありません。

言葉が強い球として投げつけられているだけで、誰もそれを受け取って投げ返す余白がないからです。

ドッジボールは、当てた人が勝ちます。キャッチボールは、続けられた人が勝ちます。スピーチも同じです。

えとこえの「コンパクト紙芝居カード」は、この「キャッチボール」をつくるためのツールです。

ポケットから取り出した小さな絵のカードを囲みながら語る。

完璧な正論を剛速球で投げるのではなく、創業期の失敗談を軽く笑いに変えてトスしてみる。

受け取りやすいボールを投げると、相手も投げ返したくなります。

「この人、こんな経験をしてたんですね」という一言が返ってきたら、それはもうキャッチボールが始まっている証拠です。

正論の剛速球より、不完全なトスのほうが、対話を続けやすくします。

次の会議で、一球だけ軽いトスを投げてみてください。えとこえはそのボールの選び方を一緒に考えます。