「また社長の独演会か」——社員がそう思った瞬間、その日の方針発表は終わっています。
暗くなった会場で、青白いスライドに照らされた社員たちの無表情。
どれだけ精緻なデータを並べても、現場の社員には「自分とは無関係な記号」にしか見えていないことがある。
伝わったと思い込むことが、コミュニケーション最大のミスである所以です。
では何が違うのか。情報を「処理」させるか、ビジョンを「自分ごと」にさせるか、です。
えとこえの「紙芝居メソッド」は、この差を生む手法です。
裏の台本を読まず、1枚の肉筆の絵を頼りに、社長自身の内側にある志をその場で語り出す。
説明しきらない余白があるからこそ、社員一人ひとりの想像力が入り込み、
社長のビジョンが「私たちの物語」として受け取られていきます。
完璧に説明しようとするから、言葉から熱が消える。
失敗談を一つ交えるだけで、会場の空気は変わります。
聞いていた社員が、気づけば自分の話として受け取っている。
そういう瞬間が、方針発表を「独演会」から「対話」に変える転換点です。
社員全員が主役になれる場を作りたいなら、まず社長が台本を手放すことから始まります。

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