先日の記事に、こんなコメントをもらいました。
「AIのスライドでは心を動かす力に限界があると感じました。次回のプレゼンで、即興の対話や人間らしい熱をどのように取り入れますか?」まさにここが一番高い壁ですよね。
結論から言うと、第一歩は「カンペを捨てること」です。
スライドの文字を読み上げている間、視線は資料に向いています。
どんなに熱を込めたつもりでも、相手の顔を見ていなければ感情のつながりは生まれません。
伝わったと思い込むことが、コミュニケーション最大のミスである所以です。
えとこえの「紙芝居メソッド」では、裏の台本を読みません。
数枚の絵だけを手がかりに、目の前の相手の表情や呼吸を確かめながら、その場で言葉を紡ぎます。
「少し退屈そうだな」と感じたら間を取り、「興味を持ったな」と感じたら言葉を足す。
この即興の積み重ねが、マニュアルの棒読みでは絶対に生まれない本物の対話です。
ひとつ、逆説的なことを言います。
「伝えよう」と構えるより、「一緒に場を作ろう」と思った方が、言葉は伝わります。
完璧に説明しようとするから、言葉から熱が消える。
相手の反応を見ながら即興で語りかける力が、AI時代に最も求められるコミュニケーションだと私たちは考えています。
まずは一度、スライドを一枚だけ減らして、相手の目を見て話してみてください。
その小さな一歩が、対話の入口になります。

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